寄り添う

優しい光で…

認知症の妻を持つ夫
夫も小児マヒを患い
杖でようやく歩ける状態
そんな夫が認知症の妻が徘徊して
もう限界、どうすればいいのか分からない
と、行政に相談
(要介護2の認定が下り、担当ケアマネさんはいるが、
本日休み、連絡取れないと。)
包括で何か情報持ってるかとの問い合わせ。
以前、要支援の時関わっていたが、
その後の情報がないことを伝える。
行政はわかりましたと電話を切る。
???
それって??
気になりすぐに自宅へ向かう。
案の定、妻はマンションの玄関下で座りこんでいる。
私「どうした?大丈夫?」
妻「家に知らない男の人がいるので、友達のところに行こうと思う。」
私「ご主人じゃないの?」
妻「あら、そうかしら?主人に似ている感じもするけど
よく分からない」
そうこうしている間に夫が下りてくる。
夫「誰に相談していいのか、どうすればいいのか分からない…」
私「少しお話ししましょうか?」
と、自宅へ妻を連れておじゃまする。
これまでの長い介護生活、思いを聴き、
これからの手立てを提案
今日はショートステイの手配をし、
妻、夫それぞれが安心して夜を過ごされるよう段取りする。
夫からの言葉
「小さい頃から身体が不自由なもんで
出来ることは自分でやると言う意識しかなかった。
介護されるのは、
身動き出来なくなってからお願いするもんだと…」
そして涙ぐみ安堵の表情。
この言葉、様子が
夫のこれまでの「強い生き方」を物語っている。

誰が担当か、誰が動くべきかで
時間を延ばすのではなく
今、そこに困っている方がいる。
直ぐに対応する判断、行動力が大事
また
見える部分の困り事だけでなく
その背景を知ろうとする努力は必要だな〜〜と
改めて感じた今日の出来事
一段落したのは18時過ぎ…
5時間かかったか…
そんなこんなの私の仕事。

明日は担当ケアマネさんとの連携を取ろう。


木漏れ日のように優しく包む
穏やかな気持ちで相手に寄り添う
大事にしたい姿勢